富加町で生まれ育った人、移住した人。
このまちで暮らすご家族に、お話を伺いました。
このまちで暮らすご家族に、お話を伺いました。
私は富加町で6代続く兼業農家の長男として生まれました。幼い頃から両親や祖父母に連れられて、田んぼや畑の仕事を手伝っていたからでしょうか。誰に言われるでもなく、後を継ぐのが当たり前という風に考えていたところがあります。妻とは高校を卒業後に就職したゴルフ場で、仕事を通じて出会いました。彼女は名古屋市生まれのいわば“都会っ子”だったので、結婚した当初は田舎暮らしに戸惑いがあったかもしれません。でも、高校1年生の長男を筆頭に3歳の4男まで6人の子宝に恵まれ、今ではすっかり「井戸さんちの子だくさん母さん」として、地元にとけこんでいるようです(笑)(ご主人)。
富加町は、人口5,700人あまりの小さなまち。自転車で町内を縦断できてしまうくらいのコンパクトさですから、地域住民の多くは互いに顔見知りです。道を歩けば「どこの嫁さんだ」「どこの子だ」と声をかけられ、立ち話をするのが当たり前。小中学校は少人数でずっと持ち上がりですし、地域の幅広い年代の大人みんなが子育てを見守ってくれるので、都会に比べたら子どもたちにとっては“悪さ”がしにくい環境でしょう(笑)。習い事をたくさんさせることは難しいけれど、毎日暗くなるまで外でのびのび遊んだり、農作業や家事の手伝いをしたり、年少の子の面倒を見たり、お年寄りとふれあったりといった田舎ならではの暮らしの中で、子どもたちが得るものはとても大きいと感じています。(奥様)
我が家は4世代12人の大家族ですが、住まいは同じ敷地内に3軒、世代ごとに独立していて、それぞれの生活スタイルを尊重し合える距離感を大切にしています。といっても、子どもたちはおじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃんの家で過ごすことのほうが多いくらい。さらには米や野菜、お惣菜を分けてもらったりと、私たち夫婦は特に子育ての部分で大いに助けてもらっていますね。食べ盛りの子が増えた今、1回に炊くお米は7合になりました。考えてみたら、6人の子育てを夫婦だけで担っていたら、体力的にも経済的にもきつかったかも。住むところや食べるものに困らず、家族みんなが笑顔でにぎやかに暮らせることは本当にありがたく、あらためてこの家に嫁いできて幸せだったなあと思います。(奥様)
かつては見渡す限りの田園風景だった家の周りに近年、少しずつ子育てファミリーの戸建て住宅が建ち始めました。愛着のあるこのまちに、自分たちと同じ世代が増えていくのはとてもうれしいこと。手前みそかもしれませんが、ほどほど田舎で、ほどほど便利な富加町はとても暮らしやすいところです。名古屋などの都市部に通勤している人も多く、地元育ちと移住者の方との間に垣根がありません。
そんなとみかのまちの暮らしをもっと充実したものにするために、ぜひおすすめしたいのが地域コミュニティへの参加。子育てを通じて人間関係を広げていける女性と違って、男性はとかく孤独になりがちですが、消防団やスポーツ少年団に参加すると仲間がたくさんできます。酒を酌み交わし、語り合う時間がまた楽しいんですよね。(ご主人)
そんなとみかのまちの暮らしをもっと充実したものにするために、ぜひおすすめしたいのが地域コミュニティへの参加。子育てを通じて人間関係を広げていける女性と違って、男性はとかく孤独になりがちですが、消防団やスポーツ少年団に参加すると仲間がたくさんできます。酒を酌み交わし、語り合う時間がまた楽しいんですよね。(ご主人)
※ページ内の情報は2016年3月公開時点のものです。